和田井満郎 写真

木型工

和田井 満郎

昭和21年2月22日生まれ

経歴

昭和36年
富山市和合中学校卒
山口木型製作所に就職
昭和48年
独立自営 現在に至る

受賞歴

昭和41年
技能五輪全国大会優勝
国際大会優勝
平成14年
高度熱錬技能者 認定
平成16年
厚生労働大臣表彰(卓越した技能者)
平成18年
黄綬褒章

技能概要

木型の寸法精度の追求や鋳造の製造プロセスを検討して、鋳物屋さんの使い易く喜ばれる型作りをめざしている。
就職した会社では、機械木型の分野で複雑な小物を得意とし、昭和41年に技能五輪全国大会で優勝する。つづく国際大会でもみごと金メダルを獲得した。
48年に独立自営後53年頃から金型加工用倣いモデルを製作。寸法精度が0.1ミリという難しい得意先の要求に苦労しながら評価を得る。平成5年にCAD、CAM、NC機を導入して、ハイテクと技能の融合をはかる。

作品

飾鉢「元禄」
医療用機械の部品で写真手前が主型の下型、奥の方が主型の上型。下型の定盤の上に箱の様な物が中子取で、一般的に上型、下型、中子取にそれぞれ砂を込めて、砂を組合せ、砂と砂の空間に金属の湯を流して、冷却してから砂をくずして製品を取り出す。
小筥「花鳥」
写真は完成品です。型はこれと同じ物を木で作り、砂を込め木型を抜いた空間にアルミの湯を流して冷却したSバリ等を取り、塗装して完成です。網の部分が細かくて大変でした。
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