内免悌次朗 写真

銅器仕上工

内免 悌次朗

昭和10年1月1日生まれ

経歴

父、勝二氏に師事
昭和56年
伝統工芸士に認定される
平成 8年
高岡伝統工芸技術保持者認定

受賞歴

昭和49年
高岡伝統工芸加工技術振興展最優秀賞受賞
昭和51年
高岡伝統工芸加工技術振興展最優秀賞受賞
平成18年
端宝単光章受賞

技能概要

作家の作品を確実に実現する影の立役者
父の技能を継承し、仕上げには200本近くの鏨とセンを使い、得意としている猿などの動物の毛並みを1本づつ繊細に表現する。季節や年齢、動物の状況などを把握して、その表現を巧みに変えていく。作家の思いを壊さずに、原形をよりよく生かし完成させる技能は、他の追随を許さない。

作品

猿の毛並は14~15本の鑿を使い分けて仕上げ、全身の毛の流れに注意しつつ、やわらかさを表現
鯉の花瓶は裏から叩き出し少し表面に浮き上げを作り、鱗は銑のみで1枚1枚の丸みを出す様に仕上げ、薄肉のやわらかさを表現
ページのトップへ戻る